すべてを学生の力で、
多様な新機軸を
「くいすぐっず」をリソースとして進み始めた「和田ゼミ社会起業研究会」だが、いざ恒常的に活動するとなると、持続させ、新機軸を打ち出し続けることは想像以上に大きな挑戦となった。資金調達から商品企画、デザイン、制作、撮影、モデル、宣材制作、SNS発信、営業、店舗設営、販売、コスト管理まで、すべてを「毎年世代交代する学生」で担う難しさであった。
何よりも新規商品の開発投入は難題で、衣類やタオルだけでなく、バッグ、文具、お土産、ポストカード、食品、ステッカーなど、多岐にわたる新商品の開発に悩みは尽きなかった。デザインの魅力も生命線で、妥協することなく、眠れぬ夜も多く過ごした。販路開拓も必須で、学園祭での定例販売に加え、夏前のTシャツ特別販売、秋口のパーカー特別販売、学内売店での常設販売など多くの試行を重ねた。
しかし、そうした「苦労」は大きな「糧」となった。アイディアを育み、挑戦し続けた経験は私たちに力を与えてくれ、このStep2で養われた創造力はStep3への推進力となっていく。
Step2で花開いた「くいすぐっず」は、色展開を含めると、これまでの17年間でTシャツ122種、パーカー・スウェットパンツ39種、バッグ類53種、タオル29種、文具26種、カップやタンブラー17種、食品11種、ポストカード、缶バッチなども含めると、総計570種と膨大な数にのぼる。
- クラッチバッグ
-
-に大ヒット!
教科書を入れ、抱えてカッコよく
- ランチトートバッグ
-
7割を超える女子学生をターゲットに、
ランチのお供に
- Tシャツ
-
創業時から必ずつくった極めつけ、
定番デザインからユニークなものまで多種多様
- パーカー
-
から登場、
豊富なカラーバリエーションを展開してきた
- スポーツタオル
-
部活の学生をターゲットに、
ロゴが目立つスポーティーなデザインを
- タンブラー
-
外国語大学らしい、
多言語や国旗のデザインが魅力的
- マグカップ
-
毎日のお茶のお供に、卒業記念にも、
KUISの文字を個性あふれるデザインに
- 文房具
-
大学生活に欠かせない、
毎日の勉強グッズもKUIS色に
- たべもの
-
チョコレート、饅頭、どらやきなど、
包装や焼印にもこだわりが
地元商店・企業・大学との協働
「くいすぐっず」の定着とともに、地元商店、企業、大学とのコラボレーションも始まり商品開発が進んだ。地元商店とは幕張発祥の「さつまいも」を素材としたスイーツの開発、大学とは卒業記念、新入生歓迎、大学周年、スポーツ大会、オープンキャンパスなどのグッズに加えて、大学来客や留学提携校へのお土産、留学生記念品など「特注品」の開発が途切れることはなかった。
誰もが愛着もてる、ブランドへ
より、目玉キャラクターのロゴ、愛称「くいちゃん」を誕生させた。「くいすぐっず」を持つことで日常がより楽しくなる、そんな願いを込めて、活動的で明るい黄色を基調とし、さらに親しみをもってもらえるブランドをめざした。
足跡を刻み、メッセージを伝える
「くいすぐっず」から伝えたいことを一冊の本にしました。