Step4 「これからも歩み続ける」

はや1年…ここから仕切り直しです

大学を離れるにあたって、「最終講義」と「卒業式」を計画してもらってから、なんと、はや1年が経ちました。本当に速すぎで、驚きです。いや、それ以上に、あり得ない!という感じです。

この1年は、コロナ、コロナ、コロナで、誰も彼もが疲れ果て、人と人との関係が希薄になり、人類史上でも有数の「歴史的な損失」を被った年となってしまいました。できるだけ前向きに考えてみても、この1年が「失われた1年」になってしまったことは、世界のどの地にあっても否定できないと思います。

この間も、大学ではzoomで授業を継続し、私もゼミなどを継続してきました。しかし、いちども直接的に顔を合わせず、ご飯もワインも一緒に楽しめないという関係は、いいようのない「静寂感」を伴うものでした。かつての「くいすぐっず」の開発や幕チャリなどの社会的活動に注ぎ込んだエネルギーは、潜在したまま、冬眠してしまいました。

私も、20年にわたって楽しんだゼミの延長戦、場外篇がなくなり、ついに「サイゼリア皆勤賞(自称)」をはく奪されることになってしまいました。人と人のつながりは、こうした「余白」で再生産され、新たなつながりが育まれていくのだと思うと、この1年は巨大な「空白」となってしまった気がします。「ロスト・ジェネレーション」とならないよう、若い人々にはせめてエールを送り続けたいと思いますが、「再生」のためには仕切り直しが不可欠ですね。

私自身はできるだけ早くワクチンを打ちます。重症化して、世の中に迷惑をかけないためです。日々の生活パターンと行動範囲はさほど改善されないでしょうが、しかし、あきらめません。世の中全体がもう少し落ち着いてきたら、幻となった「最終講義」のリターンマッチもやるつもりです。なぜなら、皆さんと会いたいからです。

この3月で、大学での仕事からは完全に身を引きます。ゆったりと暮らしたいと思っていますが、昨年10月には名誉教授にしてもらったこともあり、暴飲暴食を慎みながら学究生活も続けるつもりです。きわめて元気なのに、自由に海外に行けなくなって、苦痛ですが・・・

皆さんの軌跡を残しておきたく、幕チャリのサイトを整理し、Step Forewardのサイトに連結して、今後も保存できるようにしてもらいました。久しぶりに思い出して、楽しんでみてください。

https://stepforward.jp/makuchari-site/index.html

ここからは「歴史」の仕切り直しです。コロナにめげずに、再会を楽しみにしています。